市川景之（Ichikawa Kageyuki）

東京藝術大学作曲科卒業後、パリ国立高等音楽院に学び、高等和声法、対位法、フーガとソナタ、管弦楽法の各科を一等賞にて修了。同音楽院指揮科予科主席入学。
ジャン・クロード・レイノー、ジャン・クロード・アンリ、ティエリー・エスケッシュ、ポール・メファノ他の各氏に師事。
エコールノルマル音楽院室内楽科（歌曲ピアノ）修了。エリアーヌ・リュブラン氏他に師事。
並行し、フランス歌曲演奏に関しソランジュ・キャパラン、ジャクリーヌ・ボノー＝ロバン（ピアノ）、カミーユ・モラーヌ、エディット・セリグ（歌曲解釈）の薫陶を受ける。
また古沢淑子、ダルトン・ボールドウィン、アントワーヌ・パロックからも助言を得る。
現在、国立音楽大学客員准教授、東京藝術大学、洗足学園音楽大学の非常勤講師（エクリチュールおよびソルフェージュ）を務める。
二期会フランス歌曲研究会、フランス歌曲研究会　等でピアニストを務める一方、トークを交えたフランス音楽の演奏会を数多く企画・演奏している。
最近の作品にはピアノ小品「夏のひざしに」（日本フォーレ協会委嘱　音楽之友社刊）など。
「受胎告知のオラトリオ」（カミーユ・モラーヌ独唱）などのフランス語による声楽曲の他日本の愛唱歌のフランス風アレンジが好評の「音の絵葉書」（マザーアース刊）もある。

駒井ゆり子（Komai Yuriko）

東京音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所を優秀賞、奨励賞を得て修了。
パリ・エコールノルマル音楽院にて最高課程コンサーティストを声楽と室内楽で審査員満場一致、及び審査員の称賛付きを得て取得、首席で修了。

全日本学生音楽コンクール第2位、長久手国際オペラ声楽コンクール第3位、日本モーツァルトコンクール第2位、東京音楽コンクール第2位、国際ベルヴェデーレオペラコンクール盛岡賞、ヴェローナ国際オペラコンクール日本代表等、内外のコンクールで上位入賞を果たし、トゥールーズ国際フランス歌曲コンクールでは最優秀ピアノ声楽デュオ賞を受賞。

マーラー『復活』、ベートーヴェン『交響曲第９番』、バッハ『マタイ受難曲』等のコンサートソリストとして 東京交響楽団、東京都交響楽団、日本フィルハーモニー、群馬交響楽団、バッハ協会管弦楽団と共演する他、サントリーホールや東京文化会館、新宿文化センター、パルテノン多摩主催のオペラ等に出演。

フランス歌曲の分野では、レクチャーコンサートを精力的に行う他、学習院大学フランス語圏文化学科主催「フランス詩と歌曲の夕べ」を野平一郎氏と毎年共演。
その他、国際シンポジウムにおける「ボードレールの歌曲と歌謡」レクチャーコンサート、J.J.ルソーのオペラ上演、日仏会館主催コンサート等に出演。フランス語ディクション指導者としてサイトウキネンフェスティバルや数多くの合唱団に招かれる他、全国の高等学校教育研究会などで指導、講義を行なっている。

文化庁海外派遣研修員（パリ）。日本フォーレ協会会員。二期会フランス歌曲研究会運営委員。二期会会員。桐朋学園大学、同大学院講師。